子供の頃をぶり返す
前職、私は公立小学校・中学校で図工や美術を教えていました。
(今振り返ると、この私がよくやってたなぁ、と思いますが)
その時から、人の成長と心のこと、つまり心理学という分野にはすごく興味があって、学べば学ぶほど面白いなと感じていました。
そして最近、私も自分のことを総合的に見てもらうカウンセリングを受けていて、
その先生から学ぶことがとても多くあります。
今年に入って、すごく目からウロコだったこと。
それは、子供の頃の自分に戻るってことです。
幼い時の記憶って、なんだかぼーっと遠いところにあるイメージだったのですが、
実は、「自分の現在の心の動きに直接関係している」ってことが分かったのです。
子供の頃に感じた嫌なこと、辛かったことの体験から、
今の自分の思考パターンとか、思い込みになってる・・・
なんてこと、信じられなかったのですが。
むしろ信じたくない方に初めは近かったかもしれません。
だって、自分はもう大人だし、
そんな昔の終わったことなんて関係ないわーと思ってたんです。
だけど、そこを癒すことができたら、今の自分の思い込みとかそういうものから吹っ切れることができるという、不思議。
確かに、これまで生きてきたのは、子供・青年・大人 みたいに、
点で成長してきたのではないもんなあ。
子供の頃からの自分が、ズーーっとそのまま続いて今になってるのだから、
当たり前といえばそうなのかも知れないなあ。
もちろん、嫌な思い出に関することだけではなくて、
最近目からウロコ・パート2を発見しました!
それは、昔どハマりしていたものが、私の生き方のコアな部分になってたってことです。
どハマりどころか、ほとんど信者のように好きだったもの、
それは巨匠・宮崎駿 作「風の谷のナウシカ」の漫画1〜7巻。
最近アニメがテレビでもやってましたねー
でも、アニメの方じゃない。
漫画の方のナウシカ、これはもうスーパーヒーロー。
強くて、優しい。めちゃめちゃ強くて、めちゃめちゃ優しいのです。
かっこ良すぎる・・・
こんな人になりたいと、幼い 森 温は思ったのです。
そして小学校のテストの裏に、テストが終わったら、真似して描きまくっていました。
それだけでなく、習い事のピアノの発表会にナウシカの曲を選び、
衣装も母に作ってもらったナウシカの服で出演しました。
(今思えば、コスプレのはしりだよなあ・・・当時はそんな人いなかったけど)
あの時は、とにかくナウシカのキャラクターに惚れてたんですが、
実は物語の内容の方が、私の現在の心のコアな部分にものすごく影響を与えている!
ということに、最近ようやく気付いたんです。
というのも、内容が難解なので子供にはすぐに理解できなかった笑
大人になって、そういう事かあ〜〜とようやく分かったんです。
環境問題と戦争の話だったんですね…
まるで現代社会と同じ。
人が地球に対して行なっていることは、この80年代に作られた物語からさらに30年以上経っているにも関わらず、変わらないんだなあ。
あの時、漫画に夢中だった 森 温少女が、
今大人になった自分に出来ることを、改めて教えてくれた。
なんかそう思うと感謝の気持ちでいっぱいです。
私に出来ること。
絵でメッセージを伝えていくこと。
同じ思いの人と繋がり、共有して力にしていくこと。
絵本づくりも頑張ります!
