勝手な想像だけど
今日は朝、歩いていると
雲雀がピチピチ飛びながら鳴いていました。
変な言い方かも知れませんが、本当にそんな感じの鳴き声なんです笑
この鳥が、ホワワンとした空高く飛んでいるのを見ると、
あ〜ようやく春が来たって思います。
(実際、雲雀はかなり高いところを飛ぶので、声はするけど姿はなかなか見つからない)
さて、この季節になるとみんな花粉症で悩んでいますね・・・
私は幸い無傷で過ごしています。
先日も、ラジオで花粉症の薬を飲んだり、マスク、空気清浄機など花粉症関連のお話をされていました。
発症したら、本当にとんでもなく大変そうだなあ〜〜と思います・・・
私の住んでいるところは郊外の田舎町ですが、周りは山というか丘の様な低山に囲まれている盆地です。
山も雑木林が多く、あまり身近に杉の木を見ることはありません。
ですが、スノーボードなんかで北の方へ行くと、すごい杉林が広がっていて、鬱蒼とした山の様子に少し驚きます。
雑木林は、落葉樹が多く、冬などは明るく歩きやすいですが、
杉ばかりの山は、背の高い杉の木に遮られて下の方に光が届かず、山の中が暗いな、と感じます。
昔は大量に木が伐採されて、そしてこの杉の木を一本一本人の手で植えていったと言うことですが・・・
いや、凄いなと思います。とんでもない急斜面にもびっしり植わっている。
でも、きっとこの杉の山になる前は、自然な形でいろんな木が生えていたりしていたんだろうなあ。
その土地に合う、無理のない秩序のある植生が保たれていたと思う。
それを一気に禿山にしてしまって、そして人間にとって都合の良い木ばかりを植えてしまった。
破壊して再生した様に思ったけど、予想外のことが起きてしまった。
木が売れない、仕事にならない、世話をする人が減って山が荒れる。
単一の植物ばかりになったことで、その大量の花粉が人間に影響を与える。
う〜ん負の連鎖ですね・・・
昨年、京都京北トレイルランニング大会にてイラストを担当したことがあり、
それがきっかけで京北の林業の方々と交わる機会がありました。
お話を伺うと、皆さんとても山を愛していて、なんとか木が丈夫に、良い木を育てたいと語っておられました。
色々な植物を大切にされているし、害獣に対しても山の一部として捉えているように感じました。
そう言う方々の声をもっとフューチャーしたらどうかなと思う。
杉の木が厄介者扱いされているけど、杉の木が悪いんじゃない。
そして、花粉症対策で潤っている商売や医療。なんだか違うよなあと思う。
私の勝手な考えだけど、もっと国産杉を使用して、そしてその後の山の再生を、本来の自然な姿に少しでも戻すことはできないのかなと思う。
オリンピックで木造の建物がいっぱい建てば良いのに。なーんて。
